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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは?

最近、居眠り運転などが原因の自動車事故などで注目を集めている病気が、睡眠時無呼吸症候群。
主な症状は、昼間の耐え難い眠気、集中力の低下、睡眠時の呼吸の停止・大きないびき、起床時の頭痛、のどが渇くなどがあります。1晩に10秒以上の無呼吸が30回以上起こる、あるいは、1時間当たりの無呼吸が5回以上を「睡眠時無呼吸症候群」と定義しています。

 

原因は?

上気道という、呼吸するときの空気の通り道が、閉塞することにより起こります。閉塞の原因としては、肥満により首が太くなっている、舌が大きい(巨舌症)、鼻の空気の通り道が曲がっている事などや、また、顎が小さい事も原因となりえます。

 

予防法

適正体重の維持

どんな病気にも共通しますが、太り過ぎないことが重要です。SASは、のどや首回りの脂肪沈着がその発症に大きく関与します。

 

お酒に注意

アルコールによって筋肉が弛緩する為です。首やのどまわり、上気道を支える筋肉も例外ではなく、上気道が閉塞しやすい状態になります。

 

睡眠薬服用の注意

睡眠薬の多くは症状を悪化あるいは、助長させます。自己判断での服用は避け主治医とよく相談する事が大切です。

 

寝姿勢の工夫

仰向けで寝るよりも、横向きで寝ると、上気道の閉塞を軽減できる場合があります。抱き枕などを使って横向きで寝られる工夫をしてみるのも良いでしょう。

 

東洋医学による睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の患者さんを東洋医学的に診ていると、あるタイプが浮かび上がっています。
それは、「水毒」体質の人が多いと言うことです。「水毒」とは、字の通り「水分が体にとって悪影響になっている」ような状態の事を指します。皮膚を触った時に、体が水っぽい人がそれに当てはまります。

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